003号室
ふつぞうの
苦笑いだよ人生は

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2004年8月1日(日)
<1965年に生まれて>

ふつぞうです。うわ、「日刊耳カキ」はもう2か月経ったのですね。読者の方もぐんぐん増えて様々なリアクションが書かれて、連載する側としても嬉しい限りです。

先日ニュースでも話題になりましたが、「姑息」って「ひきょう」という意味じゃないんですね。「ゲキを飛ばす」も「誰かを叱り飛ばして元気付ける」わけじゃないんですね。日本語って難しいです。

今年の夏はかなり暑くて、それがいちいちニュースで報じられるのもかなりむっとするんですが、「うだるような暑さ」の「うだる」って、「ような暑さ」をくっつけない使用法ってあるんでしょうか?「うだる」ってのは「ゆであがる」のとは違うんでしょうか。下町のジイサンなんか「ゆで卵」を「うで卵」といいますけど、あれと同じなんでしょうか?一応辞書では「ひどい暑さで身体がぐったりする」と書かれてありますが、となると本当にぐったりしている場合は「ような」を抜きにして「うだる暑さ」が正しいんでしょうか。あと、「バールのようなもの」の「バール」。「のようなもの」が付かない状態での使用法ってあるのかな?「バールのようなもの」って存在の具体的な名前も知りたいですけどね。



2004年8月2日(月)
名古屋発珍・ポコが尻だい!

<キリンラーメン>
 ご当地インスタントラーメンその後、です。愛知県碧南市で作っている「キリンラーメン」はインスタントラーメンマニアにとっては幻のラーメンなんだとか。



6食入り。ラーメンというより綿菓子とか、駄菓子が入っていそうなパッケージです。



「キリン」というだけあってキリンの絵が描かれています。下手そうに見えてなんか手馴れたようなタッチ。



 中身の包装はシンプルそのもの。味もシンプル。ポンポコラーメンと同じく、昔のインスタントラーメンの基本みたいな味です。地元の小麦や米を使っているのがウリのよう。6食で399円(税込)ならまあまあお徳。チャーシューなどのぜいたく素材よりも卵やキャベツなど安い食材を添えて「ぜいたくなおやつ」感覚で食べるのがベスト。



2004年8月3日(火)
車談キチ!

<ドイツ車>
 スカイラインの後はドイツ車に興味を持ち始めました。メルセデス・ベンツ、BMW(当時は一人前に「ベー・エム・ベー」と読んでいました)、ポルシェ、フォルクスワーゲン、アウディなどに関心がぐっと高まりました。オペルに関心がなかったのは、当時ほとんど輸入されていないマイナーな存在だったから。
 今でこそみんな「ベンツ」と気軽に呼びますが、当時はまだまだ一般の人が乗る車ではなく、ましてやBMWなんて車に詳しい人でもない限り知らなくて、「なに、あのブタ鼻」呼ばわりでした。それがバブルの頃に大モテ車になるんですから、時代は変わりましたね。




 当時最も印象に残った車、メルセデス・ベンツ450SEL6.9。ものすごくワルそうな顔つき。運転中に後ろからこの車が接近してきたら・・・。コワイですねえ。そんなコワモテすら当時は「ドイツ車の自信の表れ」とか評価していた自分。未だに乗れない買えない自分。幸か不幸か。



2004年8月4日(水)
ふつぞうは観た!

<エノケンのちゃっきり金太>
 アルバイトでギャグものを書くようになりまして、喜劇映画を徐々に見始めました。「日本の喜劇人」「世界の喜劇人」(小林信彦著・新潮文庫)を入手し、ぼちぼち喜劇の勉強も開始。そんな折、NHKで放映していたのがこの映画です。




榎本健一の代表作。スリと岡引きの追っかけごっこはルパン三世みたいですが、注目すべきはエノケンの身軽さ。とにかく走る跳ぶ。動きが実に綺麗。昔の喜劇は「逃げる」のがパターンだったのですが、それにしてもこれだけよく走る映画も珍しい。この脚力は今の喜劇人にないもの。あえていればナイナイの岡村でしょうが、しかしここまでアクロバチックな演技を見せられると、やはり大きな差を感じます(スタントを使わず自分でやっているのが驚異)。



2004年8月5日(木)
ご趣味は?・・・詐欺を少々・・・

<漫才>
 中学生の頃、マンザイブームが来たんです。ツービート、B&B、ザ・ぼんち、のりお・よしお、紳助・竜介、そしてもちろんやすし・きよしも。しかし当時、今一つ不満だったのは、物心ついた頃から好きだった「東京漫才」のベテランがあまり評価されなかったこと。てんや・わんやなんか爆笑そのものだったのに。あとWけんじとかも。

 その後マンザイブームは笑芸一般にまで波及し、落語やコントにもブームが伝播しましたが、コント・レオナルドよりチャーリー・カンパニーの方がずっと面白かったなあ、同じようなネタやっても。日高てんさんのトボケぶりが絶妙で大好きでした。若い世代に笑いが「かっこいいもの」として浸透していったのはこのころからではないかと思われます。

 この後に「オレたちひょうきん族」が登場、関西の笑いが全国区的人気を獲得するきっかけになったんじゃないでしょうか。でも東京漫才が思ったほど伸びなくて私は不満でした。今もそうですが、2人組でも漫才でなくコントをする方が圧倒的に多い東京芸人たちを見ていると、漫才やってよね、と頼みたくなります。



2004年8月6日(金)
105円勝負・この古本を読む!

「殺人者はそこにいる」(新潮45編集部編、新潮文庫)

 解決・未解決合わせた、奇怪な殺人事件を13件集めたもの。悲惨なものから、どうしても物的証拠が見つからず有罪に出来なかった殺人事件など多種多様なんですが、最も印象的だったのが、妻と子供を殺して逃亡した男の話。

自殺を決意するんですが、自分の逃亡の様子から自殺の試みまで全てカセットテープに録音していたんです。とあるホテルの一室で自殺を試みて失敗し、自分が垂れた便で足を滑らせたりなど実況中継。

それだけでも異常なんですが、とうとう自殺を決行した時の「あーっ!」という絶叫とその後の謎の轟音が1分半続く、というあたりの文章がたまらなく怖かったです。テープ起こしを専門家に頼んだところ、その轟音があまりに怖くて途中で放り出し断られた、というこのテープ。聴きたいですか・・・。

評価額:300円(現代の怪談も入っています)



2004年8月7日(土)
トホホ屋

<くどい太目の納豆売り>
 「大きな古時計ZU−ZU−バージョン」で昨年人気が出た伊藤秀志が、今度はフリオ・イグレシアスの「黒い瞳のナタリー」の歌詞(スペイン語)を秋田弁としてソラミミ解釈したらどうなるか、という観点で作った歌。スペイン語の歌詞の音をほぼそのまま秋田弁に直しているのでかなり意味不明な歌詞に仕上がっていますが、まあ聴いてみて下さい、どっかで。




2004年8月8日(日)
1965年に生まれて

<らーめん>
 昨夜は地元で2箇所も花火大会がありました。先週の土曜日も花火大会。もうジャイアンツのホームラン同様、打ち上げ花火も大安売り時代であまりありがたみがないなあ、と思います。派手にゴロゴロと打ち上げ音が轟くのでうんざり。と思ったら雷の音でした。紛らわしいなもう。
 もういいや、とスネて新しく出来たラーメン屋に行きました。別世界で生きているエキセントリックな方のお住まいって建物の内外にペンキで「○○大統領は地球を滅ぼすため金星から遣わされた男」「○○首相は宇宙人と手を握っている」などと大書されがちですが、ほぼそれに近い感じで店内の壁に能書きが墨書されているのは最近のラーメン屋のお約束。醤油と味噌の2種類あり、店の名の頭に極上醤油とか書かれてあるので醤油にしました。まあまあ良かったです。でも麺が・・・。スープの開発で力尽きたんでしょうか。3センチぐらいの髪の毛が1本入っていたのはおまけの意味?
 ついでに餃子も頼みましたが、普通の味。つまんない。メニューを見て気付きましたが、チャーハンってないんですよね、流行のらーめん屋ってのは。じゃこ飯とか梅じそ飯とかあるのにチャーハンないの。なぜそこだけ和風。
 そんなこんなで結局1240円。ラーメン、いつの間にセレブの仲間入りしたんだか・・・。



2004年8月9日(月)
名古屋発珍・ポコが尻だい!

<シロノワール>

 東海地方でチェーン展開をしている「コメダ珈琲店」の人気メニュー。先日TV番組で花田勝氏が、下っ端力士の頃ちゃんこが食えなくて仕方なしにこれを食べて体重を増やしていた、と紹介したことから知名度アップ。クロワッサンのような生地のパンにソフトクリームのクリーム(冷たい)、そしてサクランボのトッピング、という組み合わせ(シロップは好みに応じてかける)。あつあつのパンに冷たいクリームのコンビは良好。

 コメダのコーヒーは濃いので、これにシロップをかけてようやく苦味を中和、と考える人もいるようです。私はちょこっとぐらいならかけてもいいかな、という味覚。ケーキセットよりは腹持ちがいいので、間食にはぴったり。560円。



写真のシロノワールは特別バージョンなので、バニラと抹茶ダブルのクリームがかかっています。これを出す店についてはまた後日。



2004年8月10日(火)
車談キチ!

<イタリア車>
 高校の頃になると、今度は一転してイタリア車好きに。フェラーリも好きは好きだったんですが、やはり最も興味を抱いたのは小さくて活発なイタリア車。最も好きだったのはアウトビアンキA112アバルト、という車。日本車にはないタイプの車で、将来免許を取ったらこの車を買おう、と決めていました。で、免許を取ったわけですが、金がなくて買えず。その後生産中止となり、中古車も結構荒っぽく使われてコンディションが今ひとつ良くないものが多く、未だ乗れずにいます。そろそろ乗ってもいいかなあと思います。




2004年8月11日(水)
ふつぞうは観た!

<ニッポン無責任時代>
 意外にも見るのが遅かった映画。名作だとは聞いていたのですが、TV放映された時にタイマーのセットを間違えてラストのヤマが切れており、結局映画館で見ました。細かいギャグは今見ると必ずしも笑えるレベルではないのですが、しかしノンストップで進むストーリーの勢いの良さは日本を代表する喜劇映画だなあと感じさせます。

 コメディは細かいシチュエーションよりも単純な設定であとは一気に展開させるノリの良さと音楽的センス(タイミングなどの間を含む)、そして強烈な破壊と逆転が肝心なんだなあと勉強しました。



2004年8月12日(木)
ご趣味は?・・・詐欺を少々・・・

<ラジオ>
 小学校高学年の時にポケットラジオを買いまして、深夜放送にのめりこむようになりました。深夜とは言えない時間帯ながらつボイノリオ先生の「のりのりだァ歌謡曲」、萩本欽一氏の「欽ドン」などを聴いて投稿もしました(採用されてボールペンや賞金をもらったのは本当に嬉しかったなあ)。

名古屋は深夜放送が全国的に見てもレベルが高くて、「今夜もシャララ」「ミッドナイト東海」などをよく聴いていました。高校の時に「わ!ワイド」を聴いて、そこから数年後にラジオの構成作家のアルバイトをすることになるのですが、今でもラジオを聴くのは大好きです。FMよりAM、音楽よりトークを好む私。

 最近一番のおすすめはやはり東海地方で一番聴かれている、という結果の出た「つボイノリオの聞けば聞くほど」です。朝から深夜放送並みの内容。下ネタ満載。不倫ネタ、乳ネタ、排泄物ネタ、パンツネタ、そして時事問題を交えて3時間に渡り壮大な井戸端会議が展開されるのですが、ネットラジオ化して全国で聞けるようにしてもらいたいぐらいです。
 そんな私は最近立て続けにポケットラジオを2つ購入しました。やや幸せ。



2004年8月13日(金)
105円勝負・この古本を読む!

<プチ・ロワイヤル仏和辞典>(旺文社刊、1987年版)
 辞書がこの値段、というのが魅力で買いました。似たような仏和辞典は10倍の値段だったのに、なぜこれだけ105円なのかは不明です。とても得した気分。年に一回見るか見ないか程度の辞書事典って、なぜか突然欲しくなる時があります。

かつて職場で誕生日祝いに何が欲しいかと聞かれて、迷わず「成語大辞典」と答え、苦笑いされました。古今東西の名言やことわざを集めた事典なのですが、デカくて重い、という理由だけでリクエスト。今でも時々見るので一応役には立っています。百科事典は下手なエロ本以上に興奮するなあ。誰かください。
評価額:1050円(電子辞書ばかり買う最近の中高生には分かりますまい)



2004年8月14日(土)
トホホ屋

<空いっぱいの涙>
 「モッズが愛したニッポンの夜」(ビクター・絶版)というCDに収録されている歌。映画の主題歌として作られたのですが、果たして唄っているのは?



答:主演の田村正和(当時23歳)。現在は還暦。
モッズルックに身を包み、今風に言えば「イケテル」若者として演技。



原田大二郎じゃありません。

で、この歌はすごいです。「なが〜れも〜の、なはははは、ら〜・・・」と間延びした唄い方で始まります。「はな〜しゃし〜な、いひひひ、と〜・・・」と、あの独特のエロキューションで唄います。2番なんかもう半泣き状態で唄っているんじゃないかと思わせるほど。田村正和の「シブい」イメージからは程遠い、「ああ・・・」な歌声は、とても成城大学経済学部時代にバンド活動をしていたとは思えないほど。機会があればぜひ聴いていただきたい。耳にこびりつく不思議な歌です。



2004年8月15日(日)
1965年に生まれて

<アテネ>

 学生時代にアテネへ行ったことがあります。もう20年近く前なので今とは随分違うんでしょうが、その頃のアテネはやたら青いスーパーカブが走っていて、市民の日常の足はそれの二人乗りでした。

 食事はトルコ料理の流れをくむもののようで、スブラキという、ドネルケバブみたいな肉料理が最もポピュラーでした。太い串に刺されてくるくる回る肉を包丁で削ぎ、野菜と一緒に食べるのですが、結構旨かったです。牛と羊の肉が混じっているのですが、オリーブオイルも思ったほどしつこくなくて、食べやすかったです。

 あと、コーヒーは店で頼む時にはなぜか「ネスカフェ」と言って注文するんです。するとカプチーノみたいに泡立てたコーヒー(インスタントじゃないですよ)が出ます。

 アクロポリスにも行きました(意外に小さかった)。その他古代遺跡もいろいろ見に行きました。もちろん競技場も見ました(これまた小さかった。小学校の校庭並み)。白い大理石で出来た客席と、日本では見られないほど深く鮮やかな青のコントラストが印象的でした。競技場は普通に立ち入り出来たので歩いて一周し、プチ日本代表気分。

 アテネは当時ヨーロッパでも最も航空券が安くて、せっかくなのでエジプトとトルコへ行くチケットを買い、最後に日本までのチケットを買いました。日本までの片道が5万円というのは破格に安かったです。しかもエジプト航空は一旦カイロに行き、そこで一泊してから翌朝日本へ、というスケジュールだったので、カイロの高級ホテルへ泊まることも出来ました(朝食つき)。

 アテネ市内のあちこちに落書きが書かれてあったのですが、ギリシャ文字だったので、たぶん「あほー」ぐらいの意味でもまるで哲学的に見えました。

 そんなわけでアテネ五輪開幕。大いに暴れてこいよ日本代表!



2004年8月16日(月)
名古屋発珍・ポコが尻だい!

<和風甘味茶房・おかげ>

 ふつぞうです。競泳の北島選手が金メダル。おめでとうございます。小池栄子にもちょっと似ている。

 さて今回取り上げるのは名古屋の「コメダ珈琲店」が直営でやっている、和風甘味アンテナショップ。もちろんコーヒーも飲めますが、ここへ来てわざわざ飲まなくてもよろしい。他店では味わえないものがあるんですから。





今回はその中から「わらびもち」をまずご紹介します。



550円ぐらいだった記憶がありますが、ボリュームがすごい。たっぷり味わえて、きなこの香ばしさも充分。前回ご紹介した「シロノワール」と合わせて注文しましたが、おなかいっぱい。なおシロノワールは通常バニラクリームのみですが、ここでは抹茶味も楽しめます。

 次にかき氷。



黒蜜をかけアンコを添えたもの。黒蜜がこんなにうまいとは思いませんでした。
ボリュームもかなりあります。
 この店では「あぶりもち」も期間限定で楽しめますし、他にもパフェやらうどんやらそばやら興味をそそるメニューが山ほどあるので、何回かに分けて出向いてこようと思います。店はファミレス並みの規模なのに満員。年齢層もやや高め。いいんですよ、なぜか雰囲気が。



2004年8月17日(火)
車談キチ!

<イギリス車>
 で、大学に入ってからはイギリス車へ興味が移りました。コロコロと変わりすぎ。当時アイビーっぽい服が好みだったので、ブリティッシュ・トラディショナルを感じさせるイギリス車が好きになったわけです。
 イギリス車の特徴は、メカニズムは大したことない(割と保守的)のですが、その分シンプルな構造なので素人でもメンテナンスが容易であること、長く愛せる飽きの来ないスタイル、そしてあちこちに感じられるスポーツマインド、といったところでしょうか。
 しかしイギリス車って若いのが乗ると似合わないんですよ。20代の時にオーダーで作ったスリーピースのスーツを着ても浮いてしまうのと同じで、40代以降になってから乗ろうと決め、封印しました。



ローバーP6。とってもイギリス風なスタイルで大好き。



2004年8月18日(水)
ふつぞうは観た!

<鴛鴦歌合戦(おしどりうたがっせん)>

 これは時代劇オペレッタ映画として戦前に作られた作品ですが、かなりショックを受けました。何せ本編が始まって10秒もたたぬうちに「ちょ〜いと待ってよ、おとみちゃん〜・・・」といきなり唄いだすんです、チョンマゲ姿の町人たちが。骨董品の茶碗と恋のさや当てを絡めたストーリーなので気軽に見られます。みどころは殿様。当時大スターだった若いディック・ミネが演じています。「ボクは若い、とのさま〜」と歌います。骨董好きでありながらいつも偽物をつかまされる殿様の役。トボけていていいんですよ、これが。そして、恋騒ぎの中心たる娘の父親が志村喬。「生きる」など黒澤作品で重厚な演技を見せた彼が、骨董にのめり込む(&偽物をつかまされる)貧乏長屋のお父さんとして登場。しかも歌います。意外なほど柔らかく澄んだ綺麗なテノールで。



そして二枚目役で片岡千恵蔵。歌いませんが、長屋で傘貼りをする浪人の役。

 この映画でトホホな歌の数々にひかれ、以来トホホ歌好きになりました。今見ても新鮮で、充分笑えます。機会がありましたら是非ご覧下さい。戦前の日本映画にこんなスマートでモダンなセンスを持つ作品があったのかと驚かれることでしょう。




2004年8月19日(木)
ご趣味は?・・・詐欺を少々・・・

<落語>
 子供たちはそろそろ夏休みの宿題として読書感想文を書く時期。私は高校生の時、「落語全集」を読書感想文に選んだことがあります。その頃は小説嫌いで、そんなもので読書感想文など書きたくもないと思っていたので、変化球として選んだわけですが、まあ無難な結果に(笑)。

 以来落語に関心を示し、今もちょくちょく聴いています。先日も「普段は怖いらしい」林家こぶ平師匠と春風亭小朝師匠の落語を聴きました。

 一番好きなのは先代の三遊亭金馬師匠の「居酒屋」でしょうか。ノンストップで笑える勢いがすごいです。同じ金馬師匠の「薮入り」は今の時期にぴったりではないでしょうか。おあとがよろしいようで。



2004年8月20日(金)
105円勝負・この古本を読む!

「主婦でスミマセン」(青木るえか著、角川文庫)
 著者は競輪競馬関連のライターであるが、同時にかなりズボラな主婦でもある。夫の仕事の関係で2年に1回のペースで転勤を繰り返す生活のため、部屋を全く掃除しない。どのぐらいひどいかと言えば、引越し後に元の大家から敷金返還どころか追加であと10数万弁償しろと要求されるわ、社宅では後に入居した家から「畳の隙間からへんな虫がわいてくる」とクレームをつけられるわ、夫の汗がサラリとして水っぽいからいちいちTシャツを洗濯せず乾かして済ませる、料理は得意だが見た目だけで料理法や味付けを勝手に考え、決して途中で味見をしないので似ても似つかぬものが出来る時がある、歩くのが嫌なので家の中ではローラー付きのイスであちこち移動する、など、桁外れの内容。

 最もすごいのは、著者は鼻血が出やすい体質らしく、ある時、プリンの空き容器に鼻血を溜めて、固まるのかどうか観察した、というくだり。ゼリーのようにぷるんぷるんに固まったのが面白くて握ったらつぶれて血があふれ、じゃあ次は「卵の黄身の味噌漬け」みたいに血を味噌漬けにしたら固まるかどうか、を実験。一週間後、「アメリカンチェリー色のお餅」が出来上がり、引っ張るとびよーんと伸びるし、中はショッキングピンクになっているのを発見して感動する。何やってんだ全く、と知人なら説教したくなるが、読者なので笑う。いやあ、全編笑えます。「ま、いっか」で全てを許してしまう性格がゆきつくとどうなるか、がよく分かります。続編「主婦は踊る」はパワーの点で劣りますが、OSK(大阪松竹歌劇団)の追っかけでダイエットに成功する章はなかなか読ませます。
評価額:400円(定価で買ってもこの値段。安い!)



2004年8月21日(土)
トホホ屋

「青い山脈‘88」

 映画「青い山脈」といえば日本映画史上に残る青春映画ですが、そのリメイク版のサントラ盤に収録された歌。舘ひろしが歌っているのですが、ビートを利かせて現代風アレンジなのはまだ許せるとしても、歌の合間に流れる鼻にかかった「はあ〜あ〜っ・・・」という舘ひろしのヤラシイ歌声。爽やかさと対極にある歌い方で爽やかな歌を表現するので、まるで「夜の青い山脈」。脱力感たっぷりです。はああ〜あ〜ぁぁぁ〜・・・。



2004年8月22日(日)
1965年に生まれて

<野球>
 オリンピックが開幕前の予想を大きく上回る大人気ですっかり影が薄くなっていますが、日本のプロ野球もそろそろマジックがささやかれる時期。中日ドラゴンズがいよいよ優勝に向けて近づいてきました。ああそれなのになぜ盛り上がらないんだろう。巨人戦の視聴率が5%を切ったのは優勝が遠のいたしオーナー辞任騒動もあったから当然かな、と思いますが、優勝間近のチームの試合なのにナゴヤドームに空席が目立つのはどうも、ねえ。確かにチケットはちょっと高いと思いますが、それでも今元気なチームなんだから、もっとファンが盛り上げてゆくべきなのに。そういう自分もナゴヤドームに観戦に行ったことはないので、今度行ってみようと思います。

 地元スーパーで独占販売中のリカちゃん人形ドラゴンズバージョン。優勝したら信子バージョン、出るのかなあ。あと、ストラップのリカちゃん、10センチぐらいあってデカい。折り畳んだら携帯電話よりデカくないか。興味のある方はネット通販もあるので買ってみて下さい。



2004年8月23日(月)
名古屋発珍・ポコが尻だい!

<マン・レイ展>
 写真家、マン・レイの作品展が愛知県岡崎市のマインドスケープミュージアムで開催中(〜9/5)なので、先日出かけました。

 マン・レイは写真家だとばかり思っていたのですが、写真の他にも絵画、彫刻、オブジェ製作なども手がけているのだと初めてしりました。でも一番上手いのはやはり写真。オブジェはダジャレ感覚で作っているのが大半。中には「プリアポスの文鎮」のように、サオとタマを金属で作り、子孫繁栄かと思いきや文鎮だと主張しているオブジェもありました。

 最後に週末だけ上映するマン・レイ製作の映画を1時間ほど見ましたが、とにかく眠かったです。会場全員が寝たのは、いつぞや見たパラジャーノフ(ソ連の映画作家)の上映会以来。ソ連映画はタルコフスキーの「惑星ソラリス」もみんな寝ていたなあ。そういう目的で作られたのかソ連映画。

 これから芸術の秋が始まろうとしていますが、夏の美術館もいいですよ、涼しくて。



2004年8月24日(火)
車談キチ!

<フィアット500>
 社会人になってようやく車でも買えそうな余裕が出来ました。ちょうどバブルの真っ最中で、スカイラインGT−R、ユーノス・ロードスターが登場し、その後ホンダNS−Rもデビューした頃ですが、ロードスターはともかく他の2台は高価で買えず。さりとてロードスターをそのまま買うのも流行に乗っかったような感じでイヤだなあと思ったので、他の選択肢を模索していました。その中で引っ掛かったのが、ミニ。前から憧れていましたが、これもバブルの頃に大人気となり、その中の一人になるのがイヤでパス。そんな中、フィアット500のレストア車専門店の広告を発見、欲しいなあと思い始めました。




 ルパ〜ンしゃ〜んしぇーの車としても有名ですね。



2004年8月25日(水)
ふつぞうは観た!

<ぼくの伯父さんの休暇>

 夏休み、といえばこの映画ですね。あのジャック・タチの名作「ぼくの伯父さん」の前に作られたモノクロ映画。原題は「ムッシュ・ユロの休暇」。フランスの海水浴場へ休暇でやってきたユロ氏。ガタクリ音を立てるヘンテコなクラシックカーで登場。ホテルにやってきて早々に騒ぎを巻き起こします。テニスをすれば上手いんですが相手の反感を買うし、部屋でレコードを聴けばあまりの大音量に他の客たちが押し寄せて抗議するし、挙句の果ては花火をしまってある小屋で電球を点けようとしたらパイプの火が花火に引火し、大爆発。ホテルの窓にも花火が飛び込むわ深夜に轟音を立てて大花火大会が勝手に催されてしまうわ、で翌日ユロ氏がホテルを去る時はみんな無視。イギリスから来た老人だけは「楽しかったよ」と密かに声をかけます。

 チャップリンのサイレント映画のような展開ながらもチャップリンほどワンパターンのギャグではなく、しゃれた感覚を維持しつつ映画が終わります。「ぼくの伯父さん」を見てからこの映画を見る方が、逆よりずっと良いと思います。



2004年8月26日(木)
ご趣味は?・・・詐欺を少々・・・

<靴>
 中学と高校はいわゆる管理教育の学校だったので、制服はもちろん、靴についても学校指定のものがあったり、様々な規定がありまして興味がありませんでした。そんな中、高校3年の時にミズノのジョギングシューズを履いてみたら、それまでの980円の無印ジョギングシューズとは比べ物にならないほど素晴らしいクッション感覚でびっくり。俄然靴に関心を寄せるようになりました。
 大学に入り、初めてリーガルのローファーを買いまして、これでオレもアイビーの仲間入り(80年代なのにアイビーかよ・涙)だと思ったあたりで靴に関する知識を勉強し始めました。
 社会人になり上京しまして、噂には聞いていた老舗「平和堂靴専門店」のチャッカブーツを買おうと一大決心しました。緊張しつつ店にたどり着き、それでもなかなか店に入る勇気がなくて、30分ほど店の前をうろつき、結局買わずに翌日出直しましてようやく購入。嬉しくて枕元に置いて寝ました。以来、平和堂の靴をちょこちょこ購入しています。ちょっとクラシックな感じが好きです。靴磨きも好きなんですよ。自分でちゃんと磨きます。
 いい靴は一度買えば10年は持ちますから、思い切って買うのは結局はお買い得になります。出来ればオーダーメードで作りたいんですけどなかなか金がなくて出来ません。いつかやりたいなあ。
 スポーツシューズも好きですよ。でもプレミア云々には興味がなくて、実用本位。やや幅広の構造になっているナイキのトレーニングシューズを安売りで時々買います。昔はアヴィアというブランドの靴が大好きだったのですが、いつの間にかなくなってしまいました。残念。
 さあ、もうすぐ秋。今年はデザートブーツでも久しぶりに揃えようかな。ビブラムソールの黒ベロア製のものがあると結構足元が引き締まっておすすめです。いつもと違い、ちょっとファッショナブル路線でキメてみたふつぞうでした。



2004年8月27日(金)
105円勝負・この古本を読む!

<わからなくなってきました>(宮沢章夫著、新潮文庫)
 日常の中に見られる何気ないものを取り上げ考える、というパターンのコラム集。タイトルの「わからなくなってきました」は、野球の実況でアナウンサーがよく使う言葉の一つですが、それまできちんと伝えてきたのに突然「わからなくなってきました」と言われると、聞いている側としては不安になってしまう、という感想を述べた巻。たしかに「わからなくなってきました」と言われてしまうと、君ですらわからないものを聞いている我々素人がどう分かれと言うのか、とつっこみたくなります。タクシーに乗っていて運転手さんに「この先どう行けばよいのか、分からなくなりました」と言われるようなものですからね。

 そのほかにも、どうでもいいこととはいえ気になる事柄が山ほど取り上げられているので、結構おすすめです。

評価額:600円(適正価格が分からなくなってきました)



2004年8月28日(土)
トホホ屋

<金太の大冒険>
 ご存知われらがつボイノリオ先生の名曲。アルバムCD「あっ超〜」内には、「安心バージョン」なるものが収録されています。肝心の部分に動物の鳴き声がかぶさっているため、お子様がいても安心して聴けるようになっている、というシロモノ。
 ところで金太の大冒険はシングルCDもありまして、ジャケットのイラストはあの小林よしのり先生が描いています。




このビニール部分から中身を出すと、ズバリそのものが。




 つボイ先生は現在、愛知万博関連ソングの製作を依頼されているそうですが、あまりに容赦ない歌詞になっているそうなのできっと日の目を見ないだろうなあ。
 なお、つボイ先生の現在のご活躍ぶりを注視したい方は「つボイノリオの聴けば聞くほど本」ご購入並びにCBCラジオの番組ウェブサイトで音声をお楽しみ下さい。この番組がネットラジオ化して世界中で聴けるようになったらスゴイ。午前中は仕事にならないぞ、あまりに面白くて気を取られてしまいます。



2004年8月29日(日)
1965年に生まれて

<ダイエーが来た日>
 小学校1年の時、市内にダイエーが初オープン。いきなり激安セールが始まり、かなり話題になりました。市庁舎の向かいという目立つ場所に出来たこともあり、ずっと人気の店でしたが、90年代頭に価格破壊路線の「トポス」へ業態変更したあたりから、「安いけどなんか殺伐とした感じ」になり、とうとう一昨年なくなりました。それどころか車で1時間以内で行けそうなダイエー店舗が軒並み閉店。結局愛知県内で残っているのは名古屋市内のみ、という現状です。

 最近うちの近所にドンキホーテが出来ました。愛知県内だと3つめなのかな?ともかく連日大人気で駐車場に入ろうとする車が行列を作っています。一度だけ行きましたが、う〜む。薬剤師とTV電話でコミュニケーションを取れるようにして薬の24時間販売をするそうですが、あんなゴミゴミした所へ薬を求めに駆けつけたら、そっちの方がよほど身体悪くならないかなあ。さあて、このドンキ人気、いつまで続くんだろう・・・。



2004年8月30日(月)
名古屋発珍・ポコが尻だい!

<マン・レイ展>
ふつぞうです。アーチェリー銀メダルの山本博選手。アーチェリー界の「ぐっさん」と呼びたいですね。そっくり。

 写真家、マン・レイの作品展が愛知県岡崎市のマインドスケープミュージアムで開催中(〜9/5)なので、先日出かけました。写真撮影が禁止なので詳しい内容を画像で紹介は出来ませんが、写真だけでなく絵画、彫刻、オブジェなども展示されていて盛りだくさん。絵の中に、空に浮かぶ巨大な唇、というのがありまして、井上和香を連想しました。あと、「プリアポスの文鎮」という、球と棒で男性のナニを表した金属オブジェもありました。
 いろいろ見て感じたのは、名を成せばいい加減に作ったクズアートでも一応敬意を払って展示されること。そんなの結構ありました。そして、写真家の撮る写真は、最近やたらノコノコ増えてきた「写真が趣味の女の子」の写真とは段違いである、ということ。金払ってでもその写真を欲しいかどうか、自宅の壁に10年飾っておいて恥ずかしくないか、ちゃんとホコリも払って飾っておけるか、引越しの時処分しないかどうか、の観点は作品の価値をシビアに見る上で大切ですね。あなたの周囲で「あたし今度写真の個展を知り合いのカフェでやるの」と言ってきた人はいませんか?その写真、一枚ぐらいお付き合いで買えばいいか、と考えていませんか?その一枚が積もり積もってある日「あたし、個展で手応え感じたんだ。東京できちんと写真の勉強してみるね」になったら・・・。写真はゼニの観点からきちんと見ることも大切です。あなたの友人に勘違い人生を歩ませないためにも。



2004年8月31日(火)
車談キチ!

<ホンダS800を買う>
 さあていよいよ車を買うかな、と思い立ち、シトロエン2CVチャールストンを買うつもりで九分九厘決め、中古車探しを始めようと考えました。で、その前にちょっと興味があったホンダS800を冷やかし程度に見ておこうかな、と、地元にあった専門店まで自転車で出かけました。




 この車は1966〜70年に作られた車で、ほぼ自分の年齢に匹敵するものばかりなのですが、丁寧にレストアされた車たちは皆新車の如き輝きを放っていて、うわあと声をあげてしまいそうでした。

 いろいろお店の人と話をして、試乗をさせてもらったのですが、それが想像以上に素晴らしい感覚。車を降りた後、膝が震えるほど感動。「欲しい!」と思いましたが、何せ価格が年収並み。一週間悩みに悩んで、結局購入を決めました。

 でも店に引き取りに行って、たった30分、家までの道のりでは、とにかく運転の難しいことに手を焼き、帰宅と同時に熟睡。疲れ果てました。こんな大変な車なんて買うんじゃなかった、明日返却に行こう、と思いましたが、翌日は雨。雨に濡らして車を返しに行くべきではないなと思ったので取りやめ。カバーをかけたままの車の運転席に潜り込んでしばらく考えました。「次の運転で嫌になったら返そう。まだ時間はあるから」。

 で、次に運転する時、これがものすごく楽しかったんです。疲れたけれどスポーツをした後のような心地よい疲労感。結局返却せず付き合うことにしました。この車については次回以降また書きます。

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Akiary v.0.51